吉本 笑子

定価: ¥ 1,470
販売価格: ¥ 1,470
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発売日: 2004-08
発売元: 情報センター出版局
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「親子ではじめる漢字まるごと音読帳―読むだけでみるみる身につく小学漢字1006 (お母さん、もっとおしえて!シリーズ)」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「親子ではじめる漢字まるごと音読帳―読むだけでみるみる身につく小学漢字1006 (お母さん、もっとおしえて!シリーズ)」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「親子ではじめる漢字まるごと音読帳―読むだけでみるみる身につく小学漢字1006 (お母さん、もっとおしえて!シリーズ)」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
親の努力しだい
読み聞かせながら、漢字をマスター。
この方法は、間違ってないような気がします。
うちは幼稚園児だったので、物語に添ったクイズは楽しかったようですし、
その時は自然と読んではいました。
問題は、忘れないように、親が何度も読み聞かせたり、
子どもの音読に付き合ったりしてやれるのかというところ。
「親子ではじめる」・・・この書名はずばり核心をついているなと
しみじみ思います。
ユニークな企画ですが
小学校で習う全漢字1006字を取り込むためには止むを得なかったのでしょうが、物語のいくつかは、質の高い文章とは言えないようです。特に「ピノキオ」「はだかの王様」「ドン・キホーテ」は、あらすじを追うだけの無味乾燥な日本語なので、何度も音読させる意欲はいまひとつ湧きませんでした。
ただ、物語のシーンを思い浮かべながら漢字の記憶を定着させるのは、実際的でおもしろいと思います。同じコンセプトで名文を取り上げていたなら、もっと素晴らしいものになるのでは?
なお、雑学が多々取り上げてあり、紙面構成がごちゃごちゃして見づらいのですが、日ごろからこういう雑学的なことを話していくことで子どもの見聞を広げられるのだなと、とても参考になりました。
教師の立場から
外国の日本語補習授業校で教師をしています。
教育漢字1006字が読み書きできない中学生も多いので、「読むだけでみるみる身につく小学漢字1006」というサブタイトルにひかれて購入しました。しかし読んでみて、学校では使いようがない、とがっかりしました。
つまり、タイトルにもあるように「親子で」取り組み、学習を生活の中にとけ込ませるための本なのです。私は家庭学習の大切さを訴える方の立場ですが、それを親御さんに本当に理解して頂くには、ここまで具体的に説明する必要があったのかと感じ入りました。
このような学習を学校で行うにはかなりの無理がありますので、ぜひ家庭でやって頂きたいと思います。
