三森 ゆりか

定価: ¥ 1,680
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発売日: 2002-03
発売元: 合同出版
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「イラスト版ロジカル・コミュニケーション―子どもとマスターする50の考える技術・話す技術」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「イラスト版ロジカル・コミュニケーション―子どもとマスターする50の考える技術・話す技術」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「イラスト版ロジカル・コミュニケーション―子どもとマスターする50の考える技術・話す技術」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
「ロジカル・コミュニケーション」とは、論理的な思考に基づくコミュニケーションのこと。ビジネスの世界で注目されているこのコミュニケーションスキルは、本来、家庭や学校教育のなかで子どものときから身につけるべきものであると著者は言う。本書は、「自分の考えを分かりやすく相手に伝えたい」「論理的で知的な話し方のコツを身につけたい」と考えている親と子どものための1冊である。 実際のトレーニングということに重きをおいた本書は、「基礎編」「実践編」「応用編」の3部から構成されている。基礎編では、「とか」弁や多用しがちな「あれ」という言葉など、日常生活でよくみられる言葉の使い方とその問題点を提示。子どもが幼児の時は、親が本を読んで子どもとの会話を見直し、子どもが小学生以上の場合は親子で一緒に読んで話し合ってみることが望ましいという。 実践編では、著者が開設した言語技術教室で実施されている「問答ゲーム」を紹介。「好きですか。きらいですか。」といったお題に対して、遊びながら論理的な問答の技術が身に付けられるようになっており、応用編は、伝言の仕方や道案内の方法といった実際の生活シーンにおいてのトレーニングとなっている。 イラストと具体例が多用されているため、とても分かりやすく、いますぐ実践できる内容ばかりである。この本のトレーニングを実践することで、家庭におけるコミュニケーションは、より豊かで充実したものになるに違いない。(小山由絵)
親子で学ぶべき
日本の学校の国語の時間は、主に読解力を問うような授業が主体ですが、実際には、この本のような形で授業が進められていけば、もっと日本人は意味のある会話や楽しい会話を堪能できるようになり、また社会でも役に立つと思われます。日常生活の基本の会話であり、また掘り下げた会話、思考能力をつける大切な基本の会話力が、家庭で身につけられるお勧めの本です。
大変参考になる。でももう一工夫を。
論理的な考え方、話し方をわかりやすく解説した本で大変参考になります。こうして見ると、日本語というのは情緒的な言語だということがわかりますが、使い方でかなり明晰になることが理解できます。むしろ、子供の理屈にやりこめられている親のほうの理論武装に役立つかも。一工夫ほしいのは、せっかくのイラストなのに1枚にすべての要素を入れ込んでいるために発言の順番が追いにくいこと。本格的にマンガにしてコマ割で見せたほうがいいのでは。また、小学校低学年からでも読めるようにルビ(ふりがな)をふってほしかった。大きな判型にしたのは親子で眺められるようにでしょうが、一人で読めるように小さな判型で中身を読みやすくしたほうがいいと思います。(やっぱり親子で一緒に読むのは照れくさいので・・・)
