広田 照幸

定価: ¥ 756
販売価格: ¥ 756
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発売日: 1999-04
発売元: 講談社
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日本人のしつけは衰退したか―「教育する家族」のゆくえ (講談社現代新書 (1448))のことは、メールで紹介されていて知りました。
友達に紹介されて、あまり興味のなかった私ですが、読んでみて驚きました。
この本は、読みやすい上、いろいろな問題に斬り込んで、とても参考になります。
日本人のしつけは衰退したか―「教育する家族」のゆくえ (講談社現代新書 (1448))が「最初の一冊」になるとすれば、それはベストの選択の一つといえるんじゃないでしょうか。
それぐらい、この本はすばらしいです。
日本人のしつけは衰退したか―「教育する家族」のゆくえ (講談社現代新書 (1448))は、健康を求めるすべての人に本書を読んでもらいたいです。
いつも手元に置いて、事あるごとに開きたい本です。
日本人のしつけは衰退したか―「教育する家族」のゆくえ (講談社現代新書 (1448))は、このように凝縮された内容が公開されることに感謝です。日本人のしつけは衰退したか―「教育する家族」のゆくえ (講談社現代新書 (1448))は、必読だと思います。
内容は、文章がこなれていて、大変に読みやすくわかりやすいです。
始めてからまだ日が浅いですが、効果が少しずつ出てきました。
私は、ちょっと具合が悪くなると薬箱代わりこの本を開いています。
日本人のしつけは衰退したか―「教育する家族」のゆくえ (講談社現代新書 (1448))はこういう問題に興味のない方にこそオススメしたい傑作です!
親バッシングにNO!
身勝手な理由で給食費を払わない親、子供より自分中心な親、子供のしつけを学校まかせにする親、学校に異常なクレームをする親など、親の中のごく一部の人の行いをやり玉に挙げ、さも全ての「いまどきの親」がそうであるかの様に決め付けてバッシングするのが最近特に流行っているように思います。そんな中で、したり顔で「いまどきの親は昔の親に比べて…」と嘆くワイドショーのコメンテーターの顔面に叩きつけてやりたいのがこの本です。
この本は、様々な資料を分析し、「いまどきの親は…」というのが単に過去を美化しているだけだということを指摘しています。要するに、元々ほとんどの親はそこそこうまく子育てをしており、今の親がダメな訳でも昔の親がすばらしかった訳でもない(むしろ、今の親の方が家庭での教育を熱心に行っており、そのせいで親の負担が増え過ぎてしまってさえいる)。にもかかわらず、若い親への執拗なダメ出し(年寄りのやっかみ)が行われ、「しつけを間違うとお前の子供がとんでもない事をしでかすぞ」という脅迫めいたメッセージすらいろんな所から垂れ流され、親に無用な不安を抱かせているという訳です。
この本が出版されたのは1999年ですが、最近の親バッシングや親の不安につけこむような言説の多さを考えると、こうした傾向は今も続いているように思えます。こういう親を苦しめる傾向をなくす為にも、最近の若い親バッシングにはNOをつきつける必要があると思います。
私はこの本を読んで、いまどきの親をバッシングする暇があったら、この本を読んで親の不安について考えた方が絶対に良いと思いました。
最近の親や子育てについて考えたい全ての方にオススメです。
目から鱗のしつけへの意識の変遷
「家庭の教育力が落ちた」
「最近の家ではまともなしつけが出来ていない」
「昔の家庭ではきちんと子どもをしつけていた」
新聞やテレビを見ても、書店で書架を眺めても最近の家庭の教育を弾劾する論調が目につく。
そんなに最近の家庭は、親はダメになったのか?
昔はそんなに良かったのか?
この書ではそんな通俗的な見解に正面から疑問をぶつける。
社会学の手法を用い、当時の文献や文章を読み込み、統計を分析する。
科学の手法から浮かび上がった家庭の教育力の変遷は衝撃的である。
通俗的な見解とはまったく逆、教育における家庭の関与は年々増大している。
家庭の教育力は低下するどころか、増強していると言ってもよい。
そして今日の教育課題・教育問題はかえって家庭が多くの負担を強いられていることから発生しているとも言えるということである。
現代の家庭のモデルは都市の中産階級のモデルである。
父親は働く。母親は家庭を守る。
そのモデルは教育にも大きな影を落とす。
著者は戦前・高度成長期・1970年代に大きな変動を見る。
それは農村の疲弊と都市の中産階級の発達である。
学校や地域に全てを任せず、子どもの教育を親が設計する家庭。
そんな中間層の「教育する家族」が次第に広がることにより、しつけや教育への認識が変化してきたと明快に分析する。
この書は1999年に出版されている。
しかし、今でも家庭の教育力についての報道は十年一日の感がある。
思いこみと迎合のみで報道をたれ流し、科学的な視点を欠くマスコミの認識と能力の低さが実感できる。
日本人のしつけは衰退していない
「日本人のしつけは衰退したか」?
この問いに対して、著者は日本人のしつけは衰退していないと結論づける。
著者の主張は以下のように要約できる。
・なぜしつけが衰退していると感じるのか?
現代の親たちは、学歴社会や所得・時間の増加を背景として、子供の教育に強い関心を持っている。
しつけの衰退という言説は、過去を美化しているか、あるいは、教育の多様化を理解していないことが原因となっている(厳格主義からみた童心主義批判など)。
・なぜ親たちはしつけに不安を感じるのか?
しつけ不安の原因としては、
1、教育の過熱により「完璧」を求めすぎていること
2、メディアの発達により子供の情報環境を管理できなくなってきたこと
3、児童中心主義では子供の自発性尊重と親の目標がしばしば合致しないこと
4、親自身の個人化により子育て以外の自己実現を求めていること
などがあげられる。
おおざっぱにいえば、子供に対する関心の高まりが「しつけの衰退」を感じさせるということでしょう。なるほど。
学歴神話が崩壊しつつある現実などを考えると、著者の意見をそのまますべて鵜呑みにするわけにはいきませんが、多くの部分で説得的な論証がなされているように思います。
人間というのは過度に過去を美化してしまいがちですね。
