望月 正道

定価: ¥ 2,100
販売価格: ¥ 2,100
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おすすめ度:

発売日: 2003-10
発売元: 大修館書店
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「英語語彙の指導マニュアル (英語教育21世紀叢書)」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「英語語彙の指導マニュアル (英語教育21世紀叢書)」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「英語語彙の指導マニュアル (英語教育21世紀叢書)」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
語彙について学ぶならぜひこの本を
英語の語彙について興味を持っている方にぜひ手元に置いていただきたい一冊です。
語彙は外国語習得に絶対必要なものですが、「語彙を知っている」とはどういうことか?という疑問から
語彙の習得数と英語力の関係や大学生の語彙数調査など興味を引く内容が満載です。
語彙の広さ、語彙の深さ、ネイティブスピーカーの語彙数、英文を読みながら何回単語に出会えば習得できるかなども紹介しています。
また、語彙指導の項目ではどうやって語彙を教えればよいかなども述べられています。
英語教育に携わる人で、学習者がなかなか語彙を覚えられないといった時に、望月氏らの提案がきっと役に立つと思います。
事例研究なども紹介されており、大学で語彙について卒論を書こうと思う人にもおすすめします。
巻末には語彙サイズを測るためのテストもありますのでぜひ参考にしてみてください。
優しく書かれた好著
外国語教育では近年語彙指導の重要性がますます高まっているが,その語彙と語彙の指導について教師が知っておくべき基本的なことを分かりやすくまとめた本である.
ボキャブラリーテスティングの分野で日本の第一人者である望月正道氏が語彙についての概要とテストを,同じくコーパス研究のトップ投野由紀夫氏がコーパスについて,分かりやすく解説している.これらの分野の権威ならではの内容に仕上がっている.
そして「指導マニュアル」と銘打つ本書の中核をなすのは,新進気鋭の英語教育学者相澤一美氏によって書かれた「第4章 単語はどう教えたらよいのか」である.私はここが一番読む価値があると思っている.教科書を用いた指導を念頭に,どの語彙を指導するか,どのように導入し,定着,発展させるか,具体的な指導案を立てて紹介されている.なにより素晴らしいのは,その提案は日常の授業の中で無理なく生かせるものであるということだ.全く生かせないのであればその教師に問題があろう.
さらに,若干ではあるが電子辞書の有効性の検討にも紙面を割いている.また,カタカナ英語を利用した語彙学習なども面白い.
世界中で行なわれている語彙研究の主流にのった,基本をしっかり押さえた本である.その意味で情報の信頼性は高い.教師が読むには最適の語彙入門書であろう.語彙研究に関心のある学生が読むのなら,投野氏や相澤氏らの『英語語彙習得論』をお薦めする.
