入来篤史

定価: ¥ 1,260
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発売日: 2004-02-22
発売元: 岩波書店
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研究者人生双六講義 (岩波科学ライブラリー 96)を読んでみた。う~むと納得しきりである。
なんといっても、著者入来篤史の意欲が読み取れるから、ついつい読んでいってしまう。
ぐいぐい研究者人生双六講義 (岩波科学ライブラリー 96)に引っ張られているという感じか?研究者人生双六講義 (岩波科学ライブラリー 96)に類する本は、あんまり多く読んだことがないから比較はできないけれど、これらに類する本の中ではかなり高評価を得るんじゃなだろうか?
やっぱり著者が意欲を持って書くと、いいものが出来上がる。
研究者人生双六講義 (岩波科学ライブラリー 96)は評価が分かれるんじゃないだろうか?読後にそんなことを思った。著者の入来篤史はそんなことはちっとも気にしていないんじゃないかと思うけれど。
研究者人生双六講義 (岩波科学ライブラリー 96)を読んだ友人にも聞いた見たのだが、一人は「いい」と言ったが、別なひとりは「そうかな?」と首をかしげた。
試しにまた別な友人にも研究者人生双六講義 (岩波科学ライブラリー 96)を貸してみようと思う。
さて、どんな評価が下されるか?あまり、褒められた事ではないけれど、本には読書以外の愉しみ方があるのだ。
研究とは何か
研究とはこのようなものであるということを、真面目に説明してくれている本。やはり狙いの読者層は大学院生でしょう。学部で卒業していく学生は別に知らなくてもよいが、院に行くのであれば自分の研究テーマに関する内容と共に、そもそも研究って何だ?ということを他人に分かりやすく説明できるようにならなければいけません。そうでなければ論文を書く作業も非効率ではないでしょうか。研究活動の真実をかなり体系的に正確に述べてあるので、研究者になりたい人は手にとってみてはいかがでしょう。
これから研究を始める人へ
題名どおり、研究者としての人生を双六に例えて「あがり」に到る為のプロセスを概説した本。但し、何をもってあがりとしているのかは全く不明ですが。
とはいえ、「研究とは何か、研究者とはどういう人なのか」についてかなり丁寧に細部まで書いてあるため、かなり役に立ちそう。
特に、一介の大学院生が押しも押されもせぬ科学界の重鎮になるまでの成長過程を概説している辺りに感動しました。まさに、現役研究者で無いと書けない様な現場感覚溢れる本です。迷っている人は是非とも読んでみましょう。絶対にお勧めの本です。
但し星5つでないのは、本としての纏めかたにやや不満があるためです。例えば時々欄外に「はい、質問!!」というコーナーがありますが、そこの扱いが不明瞭です。誰かから受けたと思われる質問とその答えだったり(しかも、どこから答えに切り替わったのか良く分からないことが多々ある)、現在の科学界に対する誰かの意見(誰の?)だったりと、一貫性が全くありません。また、この著者は科学と社会の関係にかなり敏感らしく、科学は社会に貢献するべきであるとの姿勢が明らかなのですが、研究者の存在意義としてそのような主張にあまりに拘り過ぎている様に感じました。さらに、最後の「座談会」ですが、「様々の立場からの問答形式で議論」すると言っておきながら、結局落とし所はそれまでの著者の主張に他ならない辺り、残念でなりません。それならば、そのような座談会を実際に行って収録すればより優れた効果が得られたはずです。若しくは、本編のみでも良かったと思います。
以上、内容としては大変優れており絶対にお勧めの本ですが、やはり、一人の人間が自分の世界観に従って書いた本であるという点は気をつけたほうが良いと感じました。
研究者とは?
研究者の一般的なキャリアパス(双六)と、その過程ですべきこと、留意すべきことを簡潔にまとめてある本。著者がまえがきに書いているように、大学院生が研究者としての指針として読むと有益だと思う。論文のステイタスがまとめてあったり、論文がリジェクトされた場合に取りうる対応策など、有益な情報もたくさん。
