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子どもと悪 (今ここに生きる子ども)

子どもと悪 (今ここに生きる子ども)
河合 隼雄
子どもと悪 (今ここに生きる子ども)
定価: ¥ 1,575
販売価格: ¥ 1,575
人気ランキング: 92286位
おすすめ度:
発売日: 1997-05
発売元: 岩波書店
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
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子どもと悪 (今ここに生きる子ども)(-_-)。
正直、最初はあんまし期待してなかった。
タイトルも「子どもと悪 (今ここに生きる子ども)」なんて感じで、個人的にはイマイチ、ピンと来なかったし、装丁もショボイしで・・・。

でも、本って、やっぱ見た目じゃないんだよね。
子どもと悪 (今ここに生きる子ども)を読んでると、ノウハウの影にドラマあり・・・ぃゃ、ドラマを追っていくと、ビックリノウハウ有り・・・って感じで圧倒されっぱなしっすわ。

[U()]の本は昔から好きだったけど、ここ数年は本をあまり読む暇なかったなぁ。これからは、なるべく時間を作って色々読んでみるつもりです。

子どものことを考えるすべての大人へ
まず、裏表紙にある谷川俊太郎の詩に強く引きつけられた。
多面的に物事を見ることの大切さを教えてくれる。「いじめ」の章ではややもするといじめ奨励とも批判されかねない危険性を承知しながら、子どもが互いに切磋琢磨することを尊重し限度を越えないよう子どもを守る役割を大人が担うことを訴えている。
子どもに善意の押し付けをし、子どもが自分で成長するのを待てないのは自分自身を信頼していないからという言葉にわが身を省みる。また、筆者は、大人がもう少し悪と辛抱強くつき合うことで、より生き生きとして豊かな人生を子どもと共に味わうことができるのではないかとの示唆には考えさせられる。
心理療法家を志す者には、遊戯療法の極意がさりげなく述べられていて参考になる。

「悪」の別の見方
悪は「破壊」を伴うが故に禁止される。一方で破壊は再生を伴う。その再生は創造が伴うため、子どもの成長や親子関係の転換(いい意味で)につながると捉えることができる。
「破壊」による危険も意識した上で、それを創造に結びつけるための心構えが説かれている気がしました。子どもが悪さをするのには、本人の無意識の中に状況を変化させたいという欲求があるのでしょう。それを親として、または指導者として禁止するだけでは、その子の中に芽吹く新たな価値をむしりとってしまう。それも親の善意の元に。
この本はそんな親達に警鐘を鳴らしてくれているように感じました。
河合センセイらしく、その対応にはマニュアルがなく当事者達が解決していかなければいけないと言っています。また、その過程から得られることこそが大切であることも。
私の子もかわいいウソをつき始めました。この本を読んでみて、自分がどのように対応するのかを客観的に見るようになりました。こんなふうに感じさせる本はなかなか無いと思います。

「理想の子育て」の気がつきにくい矛盾
例えば、『争いを避けて平和な社会を』、
「それを願う気持ちを子供の頃から持って欲しい」。
普通に見られる親の願い、教育方針ではないでしょうか。
しかし、人間に必ず内在する『悪』はどの子供にも必ず内包されているはず。
もちろん、『悪』は悪いことなので奨励されるべき事ではありませんが、
子供のした『悪いこと』について、よく考えなければならないと思いました。
『理想の大人』の縮小版を子供に当てはめる事が、いかに歪んだ事か。。

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