おいおいおい、ちょっと頼むよ~~。。。
「自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)」みたいな本を100円コーナーに置いておくんじゃね~よ~。
・・・と、今回はいきなりブックオフの100円コーナーにキレてみました。
しかも、よくよく見れば、自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)の他にも、自由と規律―イギリスの学校生活 (岩波新書)の続編みたいなのとか、池田 潔関連の書籍が投げ売り状態に・・・!
・・・っったくアイツ等ふざけやがって~~。
だいたいにして「いらっしゃいませ、こんにちは~」ってゆう、心が微塵もこもってない、ただ言わされてるだけのセリフを聞いてるだけでサツイがこみ上げてくるぜ(-_-メ)
嗚呼、日英同盟!
2007年秋に新聞の書評欄に再掲されてから、再び書店に平積みされている超ロングセラー・エッセイ。三井財閥の御曹司である著者が英国のパブリック・スクールであるリー・スクールに留学していたのは、丁度日英同盟が締結されていた時期と一致する。同盟国ということもあってか、あるいは両家の子息ということもあってか、著者は結構優遇されていたことが、行間から読み取れる。ところで、'Public School'というのは名ばかりで、私立学校のことであるが、ここでの寮生活を中心に、将来英国の指導的地位に立つべき人物の勉学の日々が明らかにされる。
「校長の独裁による善政」が敷かれ、「学校の運営には参与できず、規定の校則には絶対服従を要求され、宗教と運動は強制的に課せられ、外出はほとんど許されない」禁欲的な学生生活、「彼らは自由を持たないのであろうか、彼らイギリス人の謳う自由とは如何なるものであろうか」と読者ともども、著者は悩む。
著者は「社会に出て大らかな自由を享受する以前に、彼等は、まず規律を身に付ける訓練を与えられるのである。」と言う。この本の初版が出たのが1949年である。21世紀のパブリック・スクールの現状はどうなっているのだろう。しかし、当然のことながら「パブリック・スクールにあっても、基本的な自由は与えられている。正しい主張は常に尊重され、それがために不当の迫害をこうむることがない。」 そして、著者の「忘れられないL先生」の箇所は涙なくしては読めないであろう。
昨今の、イギリスのスポーツ界はサッカー以外には全くといっていいほど見るべきものがないが、ストイックな彼らの意識を勘案すれば、これもまた仕方がないのかもしれない。
何が真の自由なのか
イギリスのパブリックスクールの生活について詳らかに書かれている。
そして、その生活の様子から真の自由とは何なのかが見えてくる本である。
中でも興味深いのが、日本の考え方との比較がなされている点である。
学生・教師間の集団生活の中で、教師も生徒に反論の機会を与える、教師や上級生の
言うことでも間違っていれば素直に謝るなど、パブリックスクール内で形成されてき
た規律が、自由闊達な雰囲気を生み出していることが分かる。そして、規律あるとこ
ろに自由があるのであり、自由と放埓を履き違えてはならないことを痛感させられる。
このように、本書から学ぶべき点は少なくなく、教育に携わる方には読んでいただ
きたい一冊である。
もっとも、本書は終戦後の時期に書かれたものであるため、全てが現代に当てはま
るとは限らない。また、日本とイギリスでは文化・習慣も異なる以上、制度を真似る
だけでは齟齬をきたすが、教育とはどうあるべきか、学生のあるべき姿を探求する
1冊としては興味深い。
イギリスの「国家の品格」の背景
最初に読んだのは、高校の頃。入学時に無理やり読まされた記憶があります。久しぶりに読み返し、その内容の面白さ、文章の深みに驚きました。
初版は60年近く前。カナもふられていない難しい漢字が満載で、文体が古臭い箇所もあり、読むのに少々骨が折れます。
英国の私立の中学・高校に相当するパブリックスクールで学んだ著者が、その経験をもとに、英国のエリートがどのような環境で育まれるのかを述べています。
藤原正彦氏が『国家の品格』の中で書かれているように、真の意味でのエリートが本当に学ばなければならないものを教えてくれます。
本来、教育とはどうあるべきか、ノブレス・オブリージュとはどういうことか、など、内容が詰まった書です。
「自由は規律をともない、そして自由を保障するものが勇気である」
時間を掛けてしっかりと読みたい良書です。

