渡辺 剛彰

定価: ¥ 1,121
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発売日: 1996-09
発売元: フローラル出版
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「一発逆転!ワタナベ式記憶術」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「一発逆転!ワタナベ式記憶術」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「一発逆転!ワタナベ式記憶術」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
都会の人むけ
連想したものを視覚化して、道順などと結びつけて覚える右脳記憶術です。
でも、筆者の理論は所詮物のあふれかえる都会の人向きの内容です。
田舎の田んぼ道で難しいので、それなりの工夫と焼き直しが必要でしょう。
田舎の人は、マインドマネージャ(コンピュータソフト)等を使って、
樹形図的な思考の整理とは何かを知った上で、この本を読めば得るところがあるでしょう。
読んで損はしないと思います
この本は記憶術を紹介し、実際に試せるように、ちょっとしたテストもついているので、すぐに記憶術を身につけられると思います。但し何にでもこの記憶術がつ使えるわけではないので各々で工夫することが必要です。
私の場合は世界史を覚える時に使いましたが、複雑な近代史には対応しきれませんでした。
いづれにしろ、『覚えるんだ』という気持ちが大切だと思います。
武器の力は使う人の力量しだい
本書には「物事を覚える」ための効率よい方法がいくつも書かれており、それを総称して「記憶術」と呼んでいるようです。
そのうちのほとんどは「読んだらすぐに実践OK」というムシのいいものではなく(イキナリ使えて便利なものもありますが)ある程度努力して身につけ、自分が覚えるべきことに応用する方法を自分自身で考える必要があると感じました。
特に「基礎結合法」は基礎表を作って覚えるまで努力が必要で、結構一苦労ですが、一度マスターすると面白いくらい物事が覚えられるようになります。工夫次第でかなり広範囲に応用がきくのではないでしょうか。
著者は序章で「道具は使え、使ったら使いこなせ」と述べていますが、この言葉はまさしく本書の性格を表していると思います。「記憶術」は間違いなく便利な道具ですが、問題はそれを使いこなせるかどうか?というわけです。でもマスターすれば本当に勉強するのが楽しくなりますよ!
長くなりましたが、一言で評価するなら「良書だが、所詮は読む人次第」ですね。勉強家にはオススメです。
