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崖っぷち弱小大学物語 (中公新書ラクレ)

崖っぷち弱小大学物語 (中公新書ラクレ)
杉山 幸丸
崖っぷち弱小大学物語 (中公新書ラクレ)
定価: ¥ 756
販売価格: ¥ 756
人気ランキング: 24524位
おすすめ度:
発売日: 2004-10
発売元: 中央公論新社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
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最近、風呂場ん中で読書をするというのにハマっている。
湿気で本がフニャフニャになるのだが、ま、あまり気にしないことにしている。

昨日から「崖っぷち弱小大学物語 (中公新書ラクレ)」を読み始めた。正直、私は後悔している。
こんな良い本を風呂場とかで読むのは罰当たりだという気がしている。

崖っぷち弱小大学物語 (中公新書ラクレ)の中にでてくる、ある言葉は私を幼少の時分へとタイムトリップさせてくれる。

誰の心の中にもある風景。「崖っぷち弱小大学物語 (中公新書ラクレ)」の中にはそれがあるような気がする。とりあえず表紙がフニャフニャになってしまったので、もう一冊買うかも知れない。

どんな大学でもこのような教員を求めています
京都大学で霊長類の研究者としてかなりの地位にあった著者。
新設の地方小規模私大の学部長となり、あまりの落差に大ショックを受けつつもくじけず無気力・低学力・非常識な学生相手にやる気を起こさせるように全身全霊のチャレンジを繰り返す奮戦記。
新設大学に学長や学部長として招聘される有名大学の有力教授は単なる「客寄せパンダ」「お客様」的な態度をとるか、とらされるものだと思っていました。(むろん大した権限も付与されていないことが多い)大学全入時代となって地方の新設大学などは何がしたいのかわからない、何のために大学に入るのかも考えていない学生の比率が多く、(現代では有名大学にもこのような輩はそこそこ存在するのだが)授業中は私語・携帯メール・化粧・爆睡のオンパレード・・・。著者による質問タイム・話術・イベント・学生目線での話しかけと、そのくそまじめさと涙ぐましい努力にはただただ敬服する。
ただ、ほかの教員、学長、理事長などの協力がなければただの「空回り」となってしまい「討ち死に」「燃え尽き」の危険性があることも指摘しています。
学生の基礎学力不足もさることながら目的意識のなさは小中高でのキャリア教育の不足による「夢」や「こころざし」の欠落、家庭での「しつけ」の悪さ原因と思われます。努力せずに結果を求める「一攫千金型」「濡れ手に粟」型思考。イベントやセミナーを開催しても「単位になるなら行くが、単位にならないのなら行かない」という代価要求型思考。全てに受け身で自発性・自主性がない等どこの大学も似たような状況だと感じました。大学全入時代だけが原因ではなく、家庭教育・キャリア設計などをしっかりやらなければどの大学でもこうなるという警告も感じました。
新書は装丁や判型による差別化ができず、営業サイドの都合でどうしてもインパクトのあるタイトルになってしまうので誤解されそうですが、高校生にもお勧めの良書です。



教育関係者必読
 サル学で有名な京大の霊長研から定年後、ある地方弱小私立大学の学部長として赴任した著者の体験記を軸に、現在の弱小大学の機能不全を告発し、そのあるべき姿を模索する。
 教員の注意もおかまいなしに友人との私語にふける、携帯を玩ぶ、頻繁に教室を出入りするといった授業風景は、もはや高偏差値大学においても常態化している。だが、著者の言う弱小大学には、さらに学生の無気力・無目的が付け加わる。かたや、入試制度改革、スポーツ推薦、留学生などあれこれ手段を弄して学生確保にばかり奔走し、大学の本来の目的である研究や教育には無関心の経営陣。研究中心の人生を歩んできた著者にはさぞや驚きであったことだろう。いくら打てども響かない学生と、締め付けと要求ばかりを厳しくする経営陣の狭間に立たされ、無力感のもと日々をやり過ごすか、有名大学への移動を夢見て自分の研究に励むより仕方のない、弱小大学教員の現状。その中にあって、へこたれずに奮闘する著者の姿は純粋な感動を誘う。
 著者によれば、現代日本の弱小大学の使命は、学生に「大学生活の目的を持たせ、心身を集中できる何かを探させること」を通じて、「これからの生き方を模索し、身につけ」させることにある。このような視点から本書は、教員・経営者・事務局・学長の果たすべき役割や責任に切り込んでいき、最終的に「大学は学生のためにある」という基本姿勢の再確認の必要性を訴える。大学が徐々に淘汰されて行く過程にある今日、弱小大学に存続の意義を認める著者の主張は明らかに時代の趨勢に逆行するものであり、高等教育機関としての大学の使命からも逸脱している。また、学生の教育法について格別な訓練や資格を得ているわけではない大学教員が、本当に上記の役割の適切な担い手であるかどうかにも、疑問の余地は残る。確かに研究・教育機関としての大学のあり方についてはさらに広い視角からの検討が必要であろうが、弱小大学がそのような役割を担わざるをえないという現状は、翻えせば大学入学に至るまでの教育制度・環境においてすでに深刻な機能不全が生じているという事実を示唆している。その意味で、本書は、多くの教育関係者にぜひ我がこととして捉えてもらいたい問題を告発しているとも言えよう。

身につまされる
いやぁ、これはかなり面白、というか身につまされると言うか、刺激的な本です。
霊長類研究所の所長をつとめてみえた、杉山先生が、東海地方に新設された先生の言うE・Fランク私立大学の新設学部の学部長として赴任。
初めて見た底辺校の現状!

とにかく、多くの大学人に、そして学生に、読んで欲しいもんです。
痛い話しばっかですわぁ。
ちなみに、そこまで底辺校でなくても、大学の教員側はどこもかもひどいもんばっかですよぉ。
筒井康隆、もう一度そのあたり書いて欲しいね。大学教師は、教師以外の何もできない反社会的人材のたまり場!なんて。いやほんと。

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