こんの ひとみ

定価: ¥ 1,155
販売価格: ¥ 1,155
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発売日: 2006-03
発売元: ポプラ社
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たまには実家に帰って両親に顔を見せてやろうかと思う。しかし、田舎というのは超退屈なのだ。本の2~3冊は持ってかないと間が持たない。今回の帰省では「保健室ものがたり」を旅の友とすることにした。
JR上野駅から宇都宮線に乗る。幸い、上野発の列車なので席は座り放題だ。さっそく「保健室ものがたり」を取り出し、本の中に没入するが、馬鹿な子供が私の周囲で嬌声をあげている。いや、嬌声などという生やさしいものではない。
ここは動物園か?と言いたくなるほどの野放しぶりだ。親が見ていない隙に「保健室ものがたり」の表紙の角で奴らの眉間を思いっきりヒットしてやった。
幼い子どもを持つ全ての保護者に読んで欲しい。
保健室の先生が書いたノンフィクション。短編で読みやすい。
子どもたちを取り巻く環境もストレスに満ちている現代で、子どもたちが本当に求めているやさしさ、温かさに応えることのできる大人でありたい。
それは特別ではなくて、子どもの気持ちと体に寄り添うことなんだ。
…と気付かせてくれる一冊。
保健室に置いてほしい
自分は2年間高校で保健厚生部長という役職をやっていました。長年教員をやっていた中で、養護の先生というのは学校の中では「特別な存在」でした。なぜ特別なのかの答えがこの本の中にあります。一般教員から見て養護の先生に対して持っていた「不満」や「非難」が彼女達(男の養護の先生には会ったことがないので)の側からは「そういう理由があったのだ」と言うことが今理解できました。本の舞台は小学校ですが、中学や高校の保健室にも置かれて傷ついた生徒達が読むような本になることを望みます。
素敵に哀しい
優しい人たちの物がたりだと思う。優しいがゆえに傷つく子どもたち、その子たちを支える、あるいは支えようとしても支え切れないかなしさを抱える保健室の先生たち、そしてその子どもたちと先生たちをしっかりみつめようとする作者。
保健室の中でひっそりとくりひろげられる、つらく、そして美しい心のものがたりを、少しでも多くの人に読んでもらいたいと思う。
