森 博嗣

定価: ¥ 756
販売価格: ¥ 756
人気ランキング: 27554位
おすすめ度:

発売日: 2005-10
発売元: 中央公論新社
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
おいおいおい、ちょっと頼むよ~~。。。
「大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)」みたいな本を100円コーナーに置いておくんじゃね~よ~。
・・・と、今回はいきなりブックオフの100円コーナーにキレてみました。
しかも、よくよく見れば、大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)の他にも、大学の話をしましょうか―最高学府のデバイスとポテンシャル (中公新書ラクレ)の続編みたいなのとか、森 博嗣関連の書籍が投げ売り状態に・・・!
・・・っったくアイツ等ふざけやがって~~。
だいたいにして「いらっしゃいませ、こんにちは~」ってゆう、心が微塵もこもってない、ただ言わされてるだけのセリフを聞いてるだけでサツイがこみ上げてくるぜ(-_-メ)
大学教官としての森先生のはなし
森先生はもちろんミステリー作家だけれど,ちょっと前まで名古屋大学大学院環境学研究科の助教授でした.今は退職されちゃったようですが,まあ,作家としての収入の方が大学教員の年収の10倍はあったのだから,当然でしょうか.助教授とかになると,もう自分の研究はできないですからね…やっぱり研究は助手までやろうなあ.
で,その森先生が国立大学(今は国立大学法人)について語った本.やはり長期間内部から大学という組織を眺めてきただけあって,じっくりと大学について語ってくれる.京都大学と名古屋大学ではもいろんいろいろと違うけれど,ぼくも研究室から大学を眺めてきて,いろいろ疑問に感じたことが多かったので,法人化や科研費の話など森先生の意見には頷けるところが多かった.
また,森先生の考える研究・学問のあるべき姿や,学士・修士・博士それぞれの学位のもつ意味などは共感できる部分も多かった.というか,研究はこれぐらいの意気込みでやらないと何もなせないと思う.
そして,なにより大学の改組で建築学専攻の名前が環境学研究科都市環境学専攻に変わったときのエピソードに,心を揺さぶられた.名前が変わるだけで組織そのものは変わらないのだが,森先生は名前こそ唯一後世に残るものだからこれを変えることは戴けないと言ったという.確かに後世の人が過去を振り返るとき,拠り所とするのはその名前なのだから,やはり名前こそ大切にすべきなのだろう.近年,学生を集めるためにいろいろと学科名や専攻名をいじっているところが多いが,これは学問の本質を見失わせるだけに過ぎない.
とにかく,研究室にいる学生には一読をお勧めしたいし,意欲のある高校生も読んでもらいたいと思う.読めば思うことが必ずある.
語り口がいいと思う
大学内部の事情が世間中に知れ渡っているかというと、そうではないでしょう。国立大学と私立大学でも異なるし、文系と理系でも異なるでしょう。著者は名古屋大学の建築系の助教授(今は准教授?)。大学の内部事情を知るにはいい一冊だと思います。政治家タイプの人とは友達になれないとはっきりと述べてあるところに共感を覚えました。理系の分野における博士(問題発見&問題解決)、修士(問題解決)、学士(具体的作業)の違いも明確に述べてあり、このへんを文系出身者が読むと参考になるのではないでしょうか。
専門家集団の管理者必読
優秀な個人は、決して優秀な組織の構成要素とはならないことを感じさせてくれる一冊。
専門家組織の管理職の人はぜひ読むべきだと思います。
優秀な個人が組織に興味を持ってくれない場合に、どうやってその意見を拾い上げていくか、ということを考える素材に最適ですね。
組織として優秀な個人は昇進させて経営に参画してほしい、という潜在的願望にかかわらず、金銭的な束縛から完全に解放された個人がどのように自由を求めるのかを、冷静な視点で語っている語り口は秀逸。
Q&A形式で書かれているため、Qの掘り下げと戦略性の薄さで、反復的なやり取りになってしまっているところで★4つでしょうか。
