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「わかる」ということの意味 (子どもと教育)

「わかる」ということの意味 (子どもと教育)
佐伯 胖
「わかる」ということの意味 (子どもと教育)
定価: ¥ 1,890
販売価格: ¥ 1,890
人気ランキング: 67872位
おすすめ度:
発売日: 1995-09
発売元: 岩波書店
発送可能時期: 通常24時間以内に発送
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ウチの父が昔よく読んでいた「佐伯 胖」。当時は、こんなの何が面白いんだろうと思っていた。なかでも父が特に気に入っていたのが「「わかる」ということの意味 (子どもと教育)」というやつだったと記憶している。

今日、僕も試しに「「わかる」ということの意味 (子どもと教育)」を読んでみた。すると、父があれだけ「「わかる」ということの意味 (子どもと教育)」に夢中だったワケが少しだけわかったような気がする。

ここんとこ風が強い日が続いている。
来週末、寝台列車にでも乗って1人で小旅行に出かけようか。

僕はクローゼットの中のボストンバッグを引っ張り出した。

自分は一体何がわかっていたのか・・・?
 現在の受験戦争の中で活躍している進学塾や予備校の生徒や先生にこの本を見せたらどうなるのであろうか。「受験のためだけにやっているから・・・」と言われてしまいそうなものである。詰め込み式の知識が、学校の選抜課題とされ、退屈な時間も受験やテストのために必死に公式を覚えるという事が、いかに「わかる」とは程遠いものであろう。
 
 筆者は「わかる」という状態において、「双原因性感覚」が重要と述べているがまさにその通りである。教える側の一方的な営みでは、教える人の意図通りに動くことしか出来なくなってしまう。教える側も、生徒からの示唆を受け、臨機応変に対応してゆく事が重要なのではないか、と筆者は述べるのである。
 
 本書で扱われている、数々の「わかる」ための実践過程は、とてもわかりやすかった。こうすれば公式を教えるよりもはるかに、応用的で自分なりにいかようにも実践可能であると感じた。学校で勉強した事は、社会で役立たないわけではなく、役立て方を知らないだけなのである。
 
 先日、トップを走っていた日本の学力が終に一番ではなくなったという統計が発表された。私はこれが必ずしも悪い事だと思わないし、その原因が何だかはわからないが、これで詰め込み式勉強が決して良い結果にはならないという事が証明されたのである。今一度、本書にあるような「わかる」を真剣に考え、教授する側の意識が問い直されるべきなのである。「わかる」瞬間とは誰にとっても感動の瞬間となるのだから。
 
 手軽に読める本なので、子を持つ親ならば読んでおいて損はないのではないだろうか。

学ぶ中での「わかる」とはどういうことなのかをわかりやすく説明
これまでの詰め込み主義的な教育の中での「わかる」ということは、ただ単に教育者の立場から見た、評価としての一面しかない。しかし、「わかる」ということの本来あるべき姿は、学ぼうとする者(教師も含めて)主体の、他者との関わりの中で自発的に生まれるべきものである。
「わかる」ためにはどう教育したらよいかという実践的・具体的な方法を説いた本ではなく、「わかる」ことの本質を考えたうえで教育のあり方を今後も模索していこうとする本。
「学ぶこと」を学んでいく上で、「わかる」とはどういうことなのか?は、避けては通れない問題だと考える。その問題に、わかりやすい例を挙げて説明している。1、2時間ほどで読めてしまう、とても「わかりやすい」“目から鱗”の本。『「学ぶ」という!ことの意味』という本とペアで読むとさらに「学び」が深まる。

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